家づくりのご相談をしていると、 「4人家族なんですけど、平屋なら30坪くらいかなぁ?」
と聞かれることがあります。 たしかに30坪という数字はひとつの目安になると思います。
でも私は、すぐに「そうですね。30坪くらい必要ですね。」とは答えません。
なぜなら、 家族の幸せと時間は坪数では決まらないからです。

動画撮影前の私 笑
目次
「あと3坪広ければ幸せ」ではない
愛媛県内を中心に、注文住宅のご相談をいただく中で、平屋にしたい。
収納をたくさん取りたい。ランドリールームが欲しい。ファミリークローゼットが欲しい。
20帖くらいの広いLDKが欲しい。 そんなご希望をたくさん聞きます。
もちろん、全部叶えられたら最高です。 でも一つひとつ足していくと、
金額を含めたバランスがいい27坪だった家が30坪になり33坪になっていく。
当然ですが、家が大きくなれば建築費も上がります。
住宅ローンの返済額だって変わります。 だから私は「あと何坪増やしましょうか?」
ではなく「その1坪は、本当にこの家族の暮らしに必要かなぁ?」と考えます。
あるご家族との打ち合わせで
以前、間取りの打ち合わせをしていた時のことです。
お客様から、「LDKはできるだけ広くしたいです。」
というご希望がありました。理由を聞いてみると、
「子どもが小さいうちは、家族みんなでリビングにいる時間を増やしたいんです。」
と言われました。その言葉を聞いた時なるほどなぁって思いました。
欲しかったのは、広いLDKじゃなかったんです。何となく感覚的に気づいたのが家族4人で過ごす時間だった。

ここを間違えたらいけない。20帖という数字をつくることが目的ではなく、
子どもが宿題をしている横でご飯をつくったり、お父さんがテレビを見ながら子どもと話したり、
休みの日には家族みんなでゴロゴロしたり。そんな暮らしの時間をつくるためのLDKだったんです。
平屋は「広さ」より「つながり」
個人的な感覚ですが平屋の良さは、ただ階段がないことではないと思っています。
キッチンから洗面へ。洗面からランドリールームへ。
そしてファミリークローゼットへ。共働き世帯が増えたので毎日の家事動線を少しでも楽にする。
子ども部屋に行く時にはリビングを通る。
そして家族の気配をなんとなく感じられる。庭やウッドデッキとLDKをつなげれば、
家の中だけではなく外まで暮らしの一部になる。こうやって考えていくと、
ただ床面積を増やさなくても、
暮らし方次第で家は広く感じられます。だから、「4人家族だから30坪。」「平屋だから広い土地が必要。」
そんなふうに数字だけで家づくりを決めてほしくないというのが本音かもです。
1坪減らすことが、我慢とは限らない
例えば、ほとんど使わない廊下を少し減らす。
収納をただ大きくするのではなく、使う場所の近くにつくる。
なんとなく欲しかった部屋を、本当に必要なのかもう一度考えてみる。そうすると、
家を小さくしても、暮らしやすさは逆に良くなることがあります。
そして家にかかるお金を少し抑えることができたなら、そのお金で家族旅行に行ってもいい。
子どもの習い事に使ってもいい。休日にみんなで美味しいものを食べてもいい。
家を建てたあとも、
ちゃんと家族の人生は続いていくからです。
私たちがつくりたいのは「大きな家」ではありません
私たち勝建設は愛媛県内で注文住宅や平屋・2階建てや店舗等の家づくりをしています。
高気密・高断熱は当たり前。 耐震性能・間取り・家事動線・収納・デザイン。
もちろん、どれも大切です。
ですが本気で家族を幸せにするために私として妥協してはいけない部分だと思っています。
でも、家づくりの打ち合わせで図面を見ながら、私が本当に想像しているのは、
その図面の中を歩いている家族です。 頭の中で3Dに起こして歩くんです 笑
朝、子どもが眠そうな顔で起きてくる。「行ってきます」と玄関を出る。
夕方になれば、「ただいま!」という声が聞こえる。
キッチンから、「手ぇ洗ってぇ!!!」 「今日学校どうだった?」と声をかける。
そんな何でもない一日。でも30年後に振り返ればきっと、
そんな毎日こそが一番大切な思い出になっている。
だから私たちは、何坪の家を建てるかより、
その家で、どんな時間を過ごしたいのか。そこから家づくりを始めたいと思っています。
27坪でもいい。30坪でもいい。35坪でもいい。家族によって答えは違います。
大切なのは、「大きな家を建てた」ことではなく、
「この家で幸せに暮らせた」こと。

いつか子どもたちが大人になって、久しぶりにこの家へ帰ってきた時
玄関を開けて、「やっぱり、この家落ち着くな。」そんな一言を聞けたなら。
その時初めて、この家づくりは成功だったと言えるのかもしれません。
家の大きさは、数字で測れる。
でも、そこで生まれる幸せは、数字では測れない。
私は、家族にとって本当に必要な家を、一緒に考える工務店でありたいと思っています。
30年後のその先にあるありがとうの一言に全てをかける
その日のために今日も家族の未来を想像しながら、
一棟一棟本気で家づくりをしています。
お客様と工務店ではなく共に人生を楽しむ仲間としてお盆明けからも頑張りましょう!!!

